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「……夢を見てたんだ……」

「……何度も見たことのある
 水の中の夢……」

「…俺は粘着質の溶液に包まれてる…」

「ねっとりとまとわりついて動けねえ…」

「首までつかった泥の中で……
 もがいてるようさ」

「ここではすべてがゆっくりと
 ただ過ぎ去ってる…」

「過去も現在もない………
 未来なんてありゃしねえ」

「目を開くのがやっとだ」

「……見えたのは藤沢先輩の背中……」

「追いかけようにも、俺は動けねえ」

「……どうなってんだ?……」

「…なぜなんだ……?」

「ここ数日……俺はおかしかった…」

「……CRAAAZY DRIVER……」

「………冷静に考えてみれば、そうさ…」

「だけど………………」

「……深い眠りの中で……」

「……いま、その理由がわかった……」

S
P
E
E
D

S
P
E
E
D

『オレにSPEEDを
 SPEEDを感じさせろ……』

「………俺にも聞こえたんだ………」

「……【声】が……」

「俺の中で………
 確かに聞こえたんだ………」

→GS画面へ

YOKOHAMA GRAND-PRIX CHAMPIONSHIP ROUND NORTH YOKOHAMA YOKOHAMA GP GRAND-STAND AM10:00 WON−TEC YOKOHAMA GP CHAMPIONSHIP ROUND WARMING UP RUN YOKOHAMA TEAM BAYLAGOON RACING I.FUJISAWA EAST JAPAN HAKONE DRIFTDANCERS M.KOGUCHI SAKURAGICHO GT T.KAWASAKI YOKOHAMA NIGHTRACERS HONMOKU A.TSUJIMOTO WEST JAPAN WEST-RR K.SHIINA TOKYO C1-ROADSTARS G.KUSUNOKI YOKOHAMA TEAM BAYLAGOON RACING S.AKASAKI
TEST RUN
ChampionshipRound START

【勝つと】

SOUTH YOKOHAMA CLUB GLUMSLAM PM9:15
横浜Grand Prix優勝
TEAM Bay-Lagoon RACING

山田 「おそいなあ……。  どうしちゃったんだろ?」 由佳 「……赤碕………。  決勝の時は、必ずお祝いしようねって  みんなで約束したのに…………」

NORTH YOKOHAMA YOKOHAMA GP GRAND-STAND PM9:30

「横浜GP……  チェッカーは振り下ろされた」 「終わっちまえば  あっけないもんさ」 「そうさ…俺たちのゴールは  いつだって  真っ白に消えちまう」 「チェッカーフラッグの先に  見えたのは……  まぶしい太陽の光」 「つかもうとしてたのは  そんなもんさ……」 「追いかけても  届くことなんかないんだ」 「最速なる者とそうでない者…。  ただそれだけの走りの世界」 「最速なる者だけが  尊敬され畏怖され夢見られる」 「俺がいまここにいる場所………  …………本当に俺の場所なのか」 【精神世界へ】 沢木 「赤碕よう……。  ……赤碕よう………」 「しっかりしろや。  おまえは…………  おれたちとはちがうんだ」 難馬 「赤碕…………。  最速にならなけりゃ  こっちへくるだけだぞ」 沢木 「なれや……赤碕………。  ……横浜最速に…」 『そうだ……』 『オレにSPEEDを…  SPEEDを感じさせろ……』 『オレがオレである  その証……』 『オレは………………』

SOUTH YOKOHAMA CLUB GLUMSLAM PM11:30

 【藤沢を殴る赤碕】 由佳 「やめて!!!!!!  赤碕!!!!」 山田 「どうしちゃったんだよーー!」 『うるせえな………………!!』 「なにしてんだろ……  …………俺」 「どうしちまったんだろ……  …………俺」 「この拳の痛み……  俺のもの……」 「……この頬の痛み……  俺のもの……」 「だけど……  ……この涙……」 「…………俺は…………    ……いま……  ひとつの涙の塊だった……」 「どこにもこぼれ落ちることのない  …………大きな涙の塊…………」

SOUTH YOKOHAMA K1-HIGHWAY 'ROUND MIDNIGHT

『SPEEDをあげろ!  ぶっとばせ!!  ぶっちぎれ!!』 『誰が最速にふさわしいか……  SPEEDが、オレの世界』 『……誰にも邪魔させない!』 『汚したのは……  ……アイツラだ……』 「……【声】……!?」 「これが……【声】……!?」 「難馬さんの聞いていた声……?」 「……どこからか聞こえる声。  幻聴…俺の心からの声………?」 「だけど……この【声】は……  …………俺じゃない…………」 「………狂ったように走り続ける………」 「空が明けるまで…………」 「……俺のなかでなにかが  変わってく…………」 「……俺はそれをのぞんでるのか  つなぎとめようとしてるのか……」 「……わからねえまま  走り続けてたんだ……」 →GS画面へ

SOUTH YOKOHAMA BAYLAGOON AM4:59

藤沢 「朝日が昇るまでだ。  ……走るぜ」 いつか、 こんな日が来ると思ってた    vs.Ikki Fujisawa TAIMAN BATTLE 【負けると】

TOKYO BAYAREA C1-HIGHWAY 'ROUND MIDNIGHT

「………狂ったように走り続ける………」 「……K1からC1へ抜ける……  HIGHWAYの高速域……」 「……俺のなかでなにかが  変わってく…………」 「……俺はそれをのぞんでるのか  つなぎとめようとしてるのか……」 「……わからねえまま  走り続けてたんだ……」 赤碕 「走りたりねえなら……  この高速……開通したばかりの  C1-HIGHWAYでバトルだ」 「首都高環状線…………  堂々巡りのメビウスループ……  走り続けても答なんかありゃしねえ」 ☆   a)StreetFightRACE   b)MACHINE COMPLETE   c)TUNESHOP R.S.D.   d)GAME SAVE   e)……BAYLAGOONを目指す <a)を選択> →バトルへ →☆へ <b)を選択> →マシンコンプリート画面へ →☆へ <c)を選択> →ショップの処理へ →☆へ <d)を選択> →GS画面へ →☆へ <e)を選択> →【中盤で競り合っていると藤沢が事故る】 「あのときと同じだ……」 「壊れちまった  人形のように  手も足も動かねえ」 『動くだろ……』 『……勝ったんだぜ』 「……う…るさい……」 「だまれ………!!」 藤沢 「楽になれる……。  これで……」 「嫌な声も……  聞こえない……」 赤碕 「嫌な声……!?」 藤沢 「……こわかった。  走るのが……」 「どこにも…行けない。  たどりつけない……」 「なにかに追われて  どこまでも逃げてる」 「終わらないぜ……」 「いつか誰かに  自分より速い誰かに…  抜かれるんじゃないか…」 「おびえてたぜ……」 赤碕 「……先輩…」 藤沢 「夜通し、走り続けてた。  朝日を見ると思いだしちまう。  我にかえっちまう…」 「朝を繰り返すんだ。  同じ朝を……」 「明日から逃げたかった……  ……遠くへ……速くなれば  いける気がした…」 「…………それが…  オレの走りだ」 「……おまえは負け犬だ……」 「そんな声が……  聞こえるんだ……」 「……声から……  逃れられない……」 「難馬だけじゃない  オレにも……  聞こえてた……」 「難馬が死んだ  あの夜から………」 「声は……オレに……  乗り移った……」 「勝てるはずだ……信じてた。  …勝てば終わる……  ……声は言ったんだ」 「オレが終わらせなけりゃ……  …オレが戦わなけりゃ……」 「おまえたちを……  …守りたかった……」 「……ごめんな、翔……」 赤碕 「泣き言、言わないでくれよ!  かっこいい先輩のままで  いてくれよ!」 「……いくな!  いかないでくれ!」 「俺を……  ひとりにしないでくれ……」 赤碕 「嘘だろ、なあ……先輩。  弱気になってるだけだろ……」 「……おかしいじゃねえか?  先輩の言葉は  ……俺の言葉さ」 「そうさ……  俺だってこわいんだ……」 「……泣きだしたいんだ……  …こんな朝なら…  …こないほうがましさ……」 「笑ってやがる……」 「……やめてくれ」  【精神世界へ】 『『横浜最速』……  ………呪われた栄冠』 『オレのもの……  このオレこそが  ……『横浜最速』……』 『そうだ……  ……オレは……』 『……『横浜最速』……』 『……10年前……』 『……そう呼ばれてた……』 『誰もが……恐れ…  クレイジーだってオレを……』 『おびえた目をして  見てた……』  【携帯が鳴る】 由佳 「赤碕!!!  藤沢先輩が  病院に運ばれて……」 「赤碕……!  ねえ、聞いてっ……」 「……どこにいるの?」 「…なにしてるの……?」 「お願い……どこにも  いかないで……。  ……そばに…いて」 「……赤碕」 「俺は携帯を海に投げ捨てて  走ってた…………」 「光の届かない  海の底に……」 「どのみち、止まらねえんだ。  見届けるさ。  行きつく先まで……」 「……失うものなんか  ありゃしねえんだ」  【精神世界へ】 『……そうだ……』  【赤碕に似た男が現れる】 (???) 『……オレのために走れ……』 赤碕 「待て……!  消えるな!!!」 「おまえに……  聞きたいことが  やまほどあるんだ!」 「おまえは………?」  a)おまえは誰だ?  b)おまえはいつから俺の中にいる?  c)おまえはどうしてここにいる?  d)おまえは【声】なのか? <a)を選択> 赤碕 「おまえは……何……  誰なんだ?」 (???) 『オレはおまえだ』 『オレは『横浜最速の男』だ』 <b)を選択> 赤碕 「おまえは……  いつから俺の中にいる?」 (???) 『はじめから……  おまえの中にいる』 『それがオレだ』 赤碕 「嘘だ!!」 「ならば、なぜ……  いままで、黙っていた!?」 「おまえが  俺の中になどいるはずない!」 『……………………』 <c)を選択> 赤碕 「おまえは……  どうしてここにいる?」 『……………………』 赤碕 「だんまりか……?」 「どうやって  俺の中に入ったんだ?」 『……………』 <d)を選択> 赤碕 「おまえが……  【声】の正体なのか?」 「難馬さんや藤沢先輩にも  聞こえてた【声】の正体なのか……?」 『……………』 赤碕 「なぜ、答えない……?」 「どうしてなんだ?  なぜ、俺たちを選んだ……  なぜ、俺たちの中に入った?」 『……………………』 赤碕 「冗談じゃねえ……!!  答えろ!!」 【全部選び終えると】 「…………まだだ!!  まだいかせねえ!!」  e)おまえは乗り移れるのか?  f)おまえが殺ったのか? <e)を選択(強制)> 赤碕 「おまえは……  乗り移れるのか?」 『…………………』 赤碕 「答えられないのか……?  俺たちを……  どうしたいんだ?」 <f)を選択> 赤碕 「おまえが……殺ったのか?」 (???) 『……オレが殺った……』 赤碕 「……どうやって…!?」 「難馬さんや藤沢先輩を……  事故らせたんだ……!?」 『……………………』  g)次は……俺なのか? <g)を選択(強制)> 赤碕 「おまえの次の標的は……  俺なのか……?」 『……………………』 赤碕 「答えろ……!」 「俺がおまえを止めなけりゃ……  ………………俺は……」 「俺たちは………………」 「みんな……  死んじまうのか……?」 【The Night is COMPLETED】

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