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8thNight
The Undefeated

【オープニング開始】

「……HAKONE……」

「……魔物が棲むという峠道……」

「………藤沢先輩が恐れ………
 バトルを避けていたほどの……」

「……箱根DD・虎口……
 ………箱根の皇帝………」

「……だけど……」

「……俺は完全に納得したわけじゃない……」

「……どこか腑に落ちないところがある……」

「藤沢先輩が箱根を恐れてる理由は
 ……他にもあるんじゃないか……」

「俺たちはなにかに操られるように
 この峠にやってきた……」

「……神でも悪魔でもない……」

「……逃れられないなにかに……」

「……この山の奥深くに眠ってる……」

「……魔物の正体……」

「……それが、真実の答なのか……」

(料金所)
「YOKOHAMAからですかい?
 遠路はるばる、おつかれさん!!」
赤碕
「HASHIRIYA'S HOLYPLACE
 『走り屋の聖地』と呼ばれる場所」
「そこが、俺たちの約束の場所だ。
 …………どこにある?」
(料金所)
「HAKONEははじめてですかい?
 簡単に道案内してさしあげましょか」

★道案内開始
「HAKONEを通る大きな道は
 3本あんだ…………」
「このTOLLGATEの先を左に曲がれば
 HAKONE TURNPIKE」
「直線とコーナーのバランスのとれた
 走りやすい道だ。峠初心者ならまんず
 ここで練習だんな」
「このTOLLGATEの先を右に曲がって
 その先の信号をもう一回、右にいけば
 …………ROUTE1」
「きついコーナーの連続した峠道だから
 ドリフトの腕に自信がないなら
 やめとくっちゅうのがスジだんな」
「このTOLLGATEの先を右に曲がって
 その先の信号を左…3本の真ん中の道は
 HAKONE NEWPASS」
「ここはBATTLEが禁止されてるから
 相手にしたくない速い奴がいたり
 急いでるときは、ここを通るんだんな」
「HOLYPLACEは…………
 HAKONE TURNPIKEを進んで
 最初の信号を左に曲がんだ」
「ブルブル…………あそこは…………
 箱根DriftDANCERSの本拠地
 走りに行くなら、気〜つけていけ」
★道案内終了
「フゥ〜 道案内は以上でおしまい!!
 SafetyDriving!!
 ゆずりあいは人の道ですかい」
【オープニング終了】


【箱根料金所】HAKONE TOLLGATE
(料金所)
「どうしたんですかい?
 道にでも迷ったんですかい?」
「道案内でもいたしましょか?」
  a)道案内を頼む……
  b)……PASSさ
<a)を選択>
「道案内がワタシの仕事…………
 運転手とふれあうココロとココロ
 それゆけ、マゴコロ道先案内人♪」
(オープニングの★道案内が表示される)
赤碕
「そうさ……俺たちの約束の場所は
 HASHIRIYA'S HOLYPLACE」
「尻尾を巻いて
 逃げ出すわけにはいかねえのさ」
<b)を選択>
「フゥ〜 助かった……
 そいでは、お気をつけて!!」
赤碕
「そうさ……俺たちの約束の場所は
 HASHIRIYA'S HOLYPLACE」
「尻尾を巻いて
 逃げ出すわけにはいかねえのさ」


【GSヴァリー】GS VALLEY
(店員)
「ふあああああ…………」
「…………チッ! なんだ客かよ」
  a)GAME SAVE
  b)…………PASSさ
<a)を選択>
→GS画面へ
→終了
<b)を選択>
→終了


【走り屋の温泉街】HASHIRIYA'S VILLAGE
≪<一回目>≫
赤碕
「HASHIRIYA'S VILLAGE
 HAKONEに遠征してきた走り屋が
 旅と走りの疲れを癒やす温泉街」
「効能なんて、知らねえ。
 俺にはそんな余裕はないさ」
 【白い車がやってくる】
 (名も無き走り屋)
「お〜い!!!! ねえねえ
 きみさあ、見なかった?」
「2台の32typeR……
 WESTナンバーのさ」
「すっげえ美人が運転してたんだよね〜。
 しかも、2台ともボインボインのいい女!!!!
 目の感じから言って、姉妹かもな〜」
「たまんないな〜〜 関西弁の美人姉妹〜
 興奮しちゃうな〜〜。
 どうだい? きみも興奮だろ?」
「…………対向車線を走る車。
 信号待ちで目と目が会う男と女。
 ひとときのほのかな恋の予感」
「……やがて、信号は青に変わる……」
「男は、考えてる…………………………。
 後ろからのクラクションでせかされ
 サイドターンで後を追う……」
「……だけど、女は車の流れに消えてる……」
「2度と会えない幻の女さあ〜。
 そういうことってあるだろ?
 なあ、そうだよなあ」
「さて、幻のWEST姉妹はおいといて
 ひとっぷろあびる前に……
 バトルでもすっかあ?」
「ぼくさあ、思うんだよね。
 バトルっつったってマシンパワーの差が
 あるわけじゃん」
「やっぱ男はドラテク!!
 ドラテクで勝負なわけさ!!」
「そこで、ぼくは考えたね。
 どうしたら、真のドラテクで
 勝負できるか……ってね」
「……2時間近く、のぼせちゃったよ」
「…………とにかくまあさあ
 いろいろと考えちゃったわけよ」

「デ!! こういうのはどうかな?
 きみとぼくの車をとっかえひっかえ
 しながらバトルする」
「自分の車と相手の車で2連勝したほうが
 真のドラテクチャンプだ!!」
「これはすごいアイデアだよな。
 というわけで、勝負だ!!!」
「言っておくが、ぼくは詐欺師でも
 車泥棒でもないから安心したまえよ」
「ドラテクチャンプ、勝負するよな?」
     COURSE:ROUTE1
        LAP:DOWNHILL
  CONDITION:MACHINE TRADE
    WARRIOR:SW2000-GT
  a)挑戦を受ける……
  b)……PASSさ
<a)を選択>
→バトルへ
 【一回勝つと】
「やるねえ、きみ、やってくれちゃうね。
 だけども、2連勝しないと
 真のドラテクチャンプとはよべないよ」
「さあさあ、2回戦。
 さっきのが、とっかえバトル。
 今度のは、ひっかえバトルというわけさ」
「今度は、ぼくがきみの車だからね!!
 ぶつけないように
 おたがいに気をつけよう!」
 【二回目も勝つと】
「まいったまいった、降参します。
 きみもきみの車もいいねえいいねえ。
 また走りたくなったら、きてくれよな」
<b)を選択>
「きみがYESと言うまで
 ぼくはここで温泉にもつからず
 しばらく待つことにするよ」
「気が変わったら戻ってきたまえ。
 TIMELIMITは
 ぼくが温泉に入るまでだ」
「風呂上がりのビールの後は
 勝負はできないからね!!」

≪<二回目以降>≫
 (名も無き走り屋)
「感激だなあ!!!
 戻ってきてくれたのかい?」
 (以降は一回目の以降と同じ)


【チューンショップウィンディ】TUNESHOP WINDY
≪<一回目>≫
(山崎)
「おっ!! 横浜ナンバーの
 チープなクルマ……!?」
「キミ、横浜GPに選ばれた
 BayLagoonRACINGの人だよね?」
「おっと、失礼!
 僕は箱根DDの山崎リョウ」
「愛車は真っ赤なCeline−Slll。
 助手席には、僕につりあうかわいい女の子しか
 乗せない主義なんだ」
「体重は45kg未満、バストはDカップ以上。
 峠を攻めるには、バラストが大事だから
 条件は厳しいよ」
「まっ! お金とかいろいろかかるから
 キミたちは『鉄の固まり』で我慢するほうが
 ベターだね」
「そんな話はおいといて
 ここは、TuneShopWindy……」
「噂に聞いたことがあるだろ?
 箱根の伝説のTUNER・高橋九弐輝の
 名前ぐらいは……」
「でも、残念……!!
 いま、店長、取り込み中でさ」
「ひそひそ……
(聞こえるだろ……?
 ガレージからの高いびき……)」
「……のんきな店長だからさ。
 ちょっと困るんだよね……」
「今夜のDANCEの前に
 九弐輝店長のアドバイス
 聞きたかったんだけど……」
「まっ! 相手がキミたちのレベルじゃ
 必要ないかな」
「さてっと!! じゃ、ゆっくり買い物でもしてきなよ!
 HASHIRIYA'S HOLYPLACEで
 待ってるからさ!!」
→ショップの処理へ

≪<二回目以降>≫
→ショップの処理へ


【天国の丘】HEAVEN'S HILL
赤碕
「HEAVEN'S HILL……
 くだらねえ迷信……」
「ここで星を見たふたりは必ず結ばれる。
 そんな世迷い言にすがって
 今夜も車が停まってる」
「邪魔をするのは無粋なことさ」


【夜明け前の峠】TOUGE BEFORE DAWN
≪<一回目>≫
(名も無き走り屋 その1)
「ヘッヘッ……
 あんた、今夜、DDとやる
 YOKOHAMAのBLRの人だな」
(2)
「ここは夜明けの峠って呼ばれてる場所さ。
 いまはまだ、俺たちのTEAMは
 名もなき走り屋ぞろいだからな」
(1)
「だけど、いつかこの場所が
 HOLYPLACEと呼ばれる日が来る」
「HAKONEのHOLYPLACEは
 一番速いTEAMのたまり場の呼び名だ」
「おれたちが、最速TEAMの座につけば
 ここがHOLYPLACEと呼ばれる」
「その日が来るまで、おれたちゃあ
 走りを磨き続けるのよ」
赤碕
「箱根DDはいつから
 最速の座を守ってるんだ?」
(1)
「もう10年以上前になるか。
 YOKOHAMAから織田真学って人が
 戻ってきて箱根DDを結成した」
「箱根の織田っていやあ今でも伝説の人さ。
 それからだぜ」
「織田真学は、2年も前に
 引退したって話だけどな」
(2)
「DDは、HAKONEのTEAMの
 リーダー格が集まって結成された
 文字通りの最速TEAMだ」
「だけど、そんなんじゃつまらんだろ?
 俺たちは、いつか這い上がるぜ」
「朝になると、あの山のあたりから
 眩しい朝日が昇る……」
「俺たちは、あの朝日になるんだ……
 ……なあ!!!!!!」
(1)
「あいよ! オレたち、いつも
 箱根DDのNo.2山崎サンに
 走りを教えてもらってんだ」
「いつか逆にオレたちがあの人に
 走りを教える……その日までな」
「HAKONE UnOfficialRACE
 参加したかったら
 深夜に来てみろよ!」

≪<二回目以降>≫
(1)
「ん! あんた、早くDDとバトルしてこいよ。
 オレたちとはその後でひと勝負しようぜ」
「オレたちは、逃げたりしないよ。
 いつもここで箱根DDのNo.2山崎サンに
 走りを教えてもらってんだ」
「HAKONE UnOfficialRACE
 参加したかったら、深夜に来てみろよ!」


【ROUTE1を走っている山田&木下にパッシング】
≪<一回目>≫
山田
「赤碕〜〜〜〜〜!!!!!
 箱根DDの86小僧が〜〜〜〜」
木下
「誰が86小僧だッ!!!!!!
 チンタラ走りの横浜小僧!!」
「オレは箱根DDの木下圭壱!!!!
 HAKONEのドリフトキングたあ
 オレサマのことだゼッ!!!」
山田
「助けてくれじゃんか〜〜〜!!」
vs. Keiichi Kinoshita
(DRIFT DANCER(S))
and Kenzo Yamada
(Team Bay-Lagoon Racing)
        Route1
         Kudari
コーナー手前でのブレーキングは
曲がる為のブレーキではなく
コーナーを立ち上がる為のブレーキさ。
         HIGH SPEED DRIVING RPG

≪<二回目以降>≫
山田
「…………赤碕〜〜〜〜〜!!!!!
 箱根DDの86小僧に
 また捕まっちゃったよ〜〜!!」
木下
「誰が86小僧だッ!!!!!!
 チンタラ走りの横浜小僧!!」
「オレは箱根DDの木下圭壱!!!!
 HAKONEのドリフトキングたあ
 オレサマのことだゼッ!!!」
山田
「助けてくれじゃんか〜〜〜!!」
→バトルへ・ロード画面は一回目と同じ


【走り屋の聖地】HASHIRIYA'S HOLYPLACE
≪<一回目>≫
赤碕
「HASHIRIYA'S HOLYPLACE」
「最速TEAMの移り変わりとともに
 その名が継承されていくっていう」
「いまはここ……
 箱根DDのBasePointが
 HOLYPLACEと呼ばれてる」
「夜の静寂の中にバトルの時を待ちわびた
 俺たちのアイドリング音だけが響いてる」
「そうさ…………」
  a)もう少しだけ……峠を走りこむ
  b)…………準備はできてる
<a)を選択>
→終了
<b)を選択>
→後述のへ

≪<二回目以降>≫
赤碕
「HASHIRIYA'S HOLYPLACE」
「ここでは時が止まったように
 過去と現在が交叉する」
「藤沢先輩と箱根DD・虎口のバトル
 走りの魔物が待ってる。
 その勝者を…………」
「そうさ……」
  a)もう少しだけ……峠を走りこむ
  b)…………準備はできてる
<a)を選択>
→終了
<b)を選択>

「BATTLEの相手は箱根DriftDANCERS
 初めての峠の勝負」
「気が変わることなどないさ……」
  c)2度確認する必要はない……
  d)……もう少しだけ峠を走りこむ
<c)を選択>
 →後述の【藤沢vs虎口】へ

<d)を選択>
→終了


【藤沢vs虎口】
虎口
「2年ぶりか…」
藤沢
「元気そうだな」
虎口
「…………………。
 社交辞令など必要ない」
藤沢
「おまえは変わらないな
 ……虎口」
「……2年前のバトルの時と……」
<モノローグ開始>
虎口
「いいか? 最速の走りってのは
 誰かが叩き出した走りの記録を
 破るために走るってわけじゃねえ」
「道はただそこにある。
 俺が走るその先に……。
 俺が走るから、道があるんだ」
「どこまでも速く…強く…遠くへ……。
 それは俺の中から出る
 果てしない高みへの憧憬」
「敵なんかいないぜ……。
 敵は……俺自身だ」
<モノローグ終了>
虎口
「峠、走ってないんだろ?」
「慣らしがてらチームバトルってのは
 どうだ?」
「いい仲間がいるんだろ?」
藤沢
「おまえも走り屋チームを?」
虎口
「形だけだ。
 いまは俺が一番速い…
 それだけの理由だ」

藤沢        虎口
「柄でもないか……」「おたがいさまだ」

虎口
「チームバトルは
 HOLYROADのHILLCLIMB」
「俺と藤沢のTAIMANは
 DOWNHILL勝負だ」
「バトルの前に好きなだけ
 走りこんどけ……」
「……地元じゃねえなんてのは
 言い訳にもならねえからな」

赤碕
「好きなだけ……
 練習しろか……」
  a)HILLCLIMB
  b)DOWNHILL
  c)MACHINE COMPLETE
  d)……PASSさ
<a)・b)を選択>
赤碕
「誰かと走るか…………」
  h)I.FUJISAWA
  i)K.YAMADA
  j)Y.SUZUKI
  k)ギャラリーの走り屋に挑戦
  l)……独りで走る
 <h)〜k)を選択>
  →練習またはバトルへ
 <l)を選択>
 <<分岐>>
 (x.HILLCLIMB)
 Hakone Pass.          
        Warming up Run
         Holy Road
         Hill Climb
 峠のきついコーナーを攻める時は
 サイドブレーキをひくのが効果的さ。
 なんだかんだ言っても
 結局、走り込んだ奴が速いのさ。
             HIGH SPEED DRIVING RPG

 (y.DOWNHILL)
 Hakone Pass.          
        Warming up Run
         Holy Road
         Down Hill
 スピードがのる下りは
 ライン取りを誤ると命取りさ。
 だが相手と同じラインで走っても
 いつまでたっても勝てやしない。
             HIGH SPEED DRIVING RPG

<c)を選択>
→マシンコンプリート画面へ

<d)を選択>
虎口
「思い残すことはねえんだな?」
  e)GAME SAVE
  f)FREE PRACTICE
  g)……もう十分さ
<e)を選択>
→GS画面へ
<f)を選択>
→へ戻る
<g)を選択>

BayLagoonRACING vs DriftDANCER(S)
  TEAM BATTLE

虎口
「いい走りをするように
 なったじゃねえか」
藤沢
「本番はこれからだ。
 おまえはTAIMANでしか
 本気にはならない」
虎口
「……DOWNHILL……」
「TAIMAN勝負……
 あの時と同じだ」
「……今夜は対向車もいない……」
藤沢
「スタートだ……。
 けりをつける」
<<分岐>>
(A.上位−山崎リョウ)
山崎
「待てよ……虎口。
 あんたにばかり楽しみはあげない」
「……ボクはそいつとDANCEだ」
「キミ、文句はないね?」

(B.中位−木下圭壱)
木下
「ちょいと待ってくれ!!
 虎口さんよう!!」
「…………おれに
 そこのボサボサ野郎と
 走らせてくれッス!!」
「気にいらねえっスヨ……!!
 さっきの走り……」
「やっぱ、まずいッショ!
 走り屋としてオレは、オノレの
 愚かさに気がついたッス」

(C.下位−加東源児)
加東
「ヘヘッ……待てよ。
 虎口……」
「オレはそこの赤シャツ野郎と
 走りてえ」
「YOKOHAMAでの
 因縁があるからな……」
「おまえらのTAIMANの前にな
 道を暖めさせてもらうぜ」


赤碕
「いつもの前哨戦…………
 断る理由もないさ」

「…………何度目かの前哨戦…………」

「……いつだって俺は
 道を暖めるために走ってる……」

「……藤沢先輩が走る前の道……」

「……暖めるだけのおまけに
 すぎねえんだ……」

「……はじめてだった……」

「……こんな風に感じたのは……」

「……冗談じゃねえ……」

「……藤沢先輩の様子が変だって
 心配してたはずの俺……」

「……どこへ消えちまったのか……」

「……俺が俺じゃなくなっちまう……」

「……そんな気がしてた……」

「これがHAKONEに棲む
 魔物のちからなのか」

「……走りに飢えた魔物の……」

→前哨戦へ(負けるとから)
勝つと
 【ポエムシステム発動】
「……たっぷりと道を暖めて……」

「……俺の出番は終わった……」

「……誰もがSTART地点に
 並んだ2台に注目してた……」

「……目の前を通り過ぎる……」

「……俺たちじゃなく……」

藤沢
「…………覚えてるか?
 オレが乗ってた『86』……」
虎口
「……あのオンボロか……」
藤沢
「あいつに譲ったんだ……
 …………見ろよ。
 いい車にしてくれたぜ」
虎口
「相変わらずの
 仲間思いってやつか……」
「隠し事ひとつない……
 仲間ってやつだろ?」
藤沢
「………………ああ」
虎口
「………『最速伝説』……
 見つかったのか?」
「……おまえ……あん時……
 行きたかったんだろ?
 YOKOHAMAに……」
藤沢
「……………………」
虎口
「……きっかけが欲しかったんだろ?
 くだらねえな……」
「…………わかってたさ。
 おまえがこんな田舎の峠に
 くすぶってる器じゃねえってこと」
「なんだってリーダーの自分が
 いなきゃならねえ……
 なんて思いあがりだ」
「……YOKOHAMAには
 速いヤツがいる……。
 そいつと走りてえ……」
「……この峠を出ていきたい……
 正直に言やあいいじゃねえか……」
「……あん頃の仲間は
 笑って見送ってくれたさ」
藤沢
「…………もうよせ
 昔の話だ……」

 【ポエムシステム終了】

「……2台の魔物がスタートする……」

「エンジンの音が運命の沈黙を破る」

「そうさ……誰もが声を出すことすら忘れて
 その瞬間を見守ってたんだ」

藤沢一輝 vs 虎口美春 RS2000turbo    X1800special

 【ポエムシステム開始】 虎口 「速くなったな……」 「昔より  ギラギラしてる」 藤沢 「あの頃とはちがうぜ」 虎口 「おまえも、孤独だな。  走りがわかってきたか」 藤沢 「オレには仲間がいる。  それに…おまえもな」 虎口 「走りを極めたなら  俺の言う意味がわかるはずだ」 藤沢 「バトルの時…  おまえの走りを感じる」 「車をじゃない…  なにより、おまえ自身を」 「俺は孤独なんかじゃないぜ」 虎口 「先に行くやつがいなくなったとき  なにを感じるかだ」 「まだわかってないなら  やめとけ……  おまえはその程度の走り屋だ」 藤沢 「……わからなくもない……」 虎口 「…………つぶされるなよ。  走りはそこからはじまる……」  【ポエムシステム終了】  【夜景を眺める藤沢と虎口】 藤沢 「勝ったとは思ってないぜ」 「おまえは認めないんだろ?  オレの走りを」 虎口 「俺にだって  悔しいと思う気持ちはあるさ」 「おまえは、俺より速くなって  戻ってきた」 「おまえは、俺の知らない  スピードの領域を見てる」 「だが……いいさ。  次がある」 「俺は俺の道を突っ走るだけだ」 藤沢 「次……横浜GP。  来るんだろ? ……横浜に」 虎口 「ああ……。  横浜でな……」  【車に乗ろうとする藤沢を虎口が呼び止める】 虎口 「藤沢、まてよ……」 「織田さんが、また走りはじめたんだ。  最近のことだ」 「一時は完全に引退してたんだがな」 「……おまえが戻ってくること  予感してたのかもしれんぜ」 「会ってけよ。  今夜あたり走りにくるはずだ」 藤沢 「そのつもりだ……」 「……あの人に会って  確かめたいことがある……」 藤沢 「……眠れる皇帝が  目覚めたか………」 【The Night is COMPLETED】 (8thMidNightへ)

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