会話集TOPへ 3夜へ 前へ

【横浜スタジアム】YOKOHAMA STADIUM
≪<一回目>≫
(走り屋1)
「おいおい!
 来るぞ!! 来るぞ!!」
(走り屋2)
「ひゃ〜〜 すげ〜
 BLR藤沢のRSだ〜〜」
【藤沢のRS2000turbo登場】
【ポエムシステム発動】

「藤沢先輩のRS2000tb。
 街中でもひときわ際だつ走り」

「研ぎ澄まされ
 途切れることのない
 集中力……」

「ウォーミングアップの軽い走りでさえ
 いまの俺には
 ついていけそうにない……」

【ポエムシステム終了】
→終了

≪<二回目>≫
(走り屋1)
「おっ!! BLRの…………
 えっと、名前はなんだっけ?」
赤碕
「赤碕だ……」
(走り屋2)
「よろしく、赤碕君。
 ボクらもUnOfficialRACEを
 開催してるんだ」
「今夜のUnOfficial新開催は
 『300ps-class』=10Laps
 『Over 800ps』=20Laps」
「どっちも長丁場のRACEだから
 スタミナを要求されますよ」
「RACE ENTRYするかい?」
  a)UnOfficialRACE ENTRY
  b)……PASSさ
<a)を選択>
→UORの処理へ
→終了

<b)を選択>
→終了


≪<三回目以降>≫
(走り屋2)
「おばんです、赤碕君。
 ボクらのUnOfficialRACEに
 参加したいんでしょ?」
「今夜のUnOfficial新開催は
 『300ps-class』=10Laps
 『Over 800ps』=20Laps」
「RACE ENTRYするかい?」
  a)UnOfficialRACE ENTRY
  b)……PASSさ
<a)を選択>
→UORの処理へ
→終了

<b)を選択>
→終了


【ジョニーズ元町】JOHNNY'S MOTOMACHI
≪<一回目>≫
(ウエイトレス)
「いらっしゃいませ!
 JOHNNY'Sへようこそ!」
「あなた、今入ってきた
 ※86-Levの人ね!」  (※現行車種です)
「葉子〜!
 BLRの人だよ〜!」
赤碕
「…………?」
【三原が登場】
三原
「いらっしゃいませ!
 こんばんは!」
「わたし
 三原葉子って言います!」
「沢木クンとバトルするっていう
 ※86-Lev乗りってあなたの事?」  (※現行車種です)
赤碕
「…………ああ」
三原
「よかった〜 ラッキーだわ!
 実は……お話があるの」
「今日は、わたしがおごるから
 とりあえず、席で待っててね」
「……無料の笑顔に……
 おごりのコーヒー……
 警戒警報発令だな」
(走り屋たち)
「ひそひそ……
 (ほら、見ろよ! あいつだよ!
  NRの沢木とやる奴)」

「ひそひそ……
 (えっ? どれどれ?
  なんだあ……若造だぜ)」

「ひそひそ……
 (BLR難馬の面目……
  まるつぶれだな…)」

三原
「おまたせ〜!
 今日のバイトは、もうあがりなのだ」
赤碕
「話ってなんだ?」
三原
「そう! 今晩のバトルで
 ぜ〜ったい!!!!
 沢木クンに勝ってほしいのだ」

「約束させられちゃったの!!
 沢木クンが10連勝したら
 ドライブデートするって」
「でね、今夜のバトルが
 ちょうど、その10勝目」
「沢木クンが、もしも万一!!
 あなたに勝てば
 10連勝になっちゃうの!!」
「えっへ〜 沢木クンにも
 いいとこあるんだけどね」
「あっ! そうそう!」
「あの恋文もらったときは
 ちょっとグッときちゃったな」
「『オレが最速伝説となって
 ヨウコを迎えにいく!!
 その時まで、待ってろ!!』……」
「な〜んて
 書いてあるんだもん」
「でもね、そのあと
 『おう!! 読んだか? 読んだか?』って
 何度も聞いてくるんだよ」
赤碕
「…………俺には関係ないだろ?」
「手紙の話は聞かなかったことに
 しておく……」
三原
「あ〜ん、待ってよ!」
「まだ続きがあるのに!」
【店外へ出ると三原のWagonが先に出発】
三原
「おっさきに
 しつれいしま〜す!!」
(ウエイトレス)
「おつかれさま〜〜!!」
 【三原にパッシングしてもセリフなし】

≪<二回目以降>≫
(ウエイトレス)
「ねぇねぇ
 今夜は来てないよね」
(メガネ娘)
「へ?」
(ウエイトレス)
「ほら、ヨーコちゃんの
 追っかけのカレ」
「いつもSTADIUMのとこに
 停まってるじゃん」
「白いSil-14Q」
(メガネ娘)
「あ〜あ!!
 待ち伏せ作戦のカレね!」
(ウエイトレス)
「あの人、YOKOHAMAでも
 5本の指に入るとかいう
 走り屋なんだって!」
「人は見かけに
 よらないってやつよ〜」
「来てないと
 なんだかさみしいもんよね」
(メガネ娘)
「ああ〜〜!!
 わたしも走り屋の
 かっこいいカレがほしいなあ」
「ね!!
 HIGHWAYが開通したら
 ナンパシケインにいこ〜ね!」
(ウエイトレス)
「OK!!
 でも、わたしのダーリン……
 高島VRのジャックには内緒だよ!
「あの人、嫉妬深いんだから!」



【中華街】CHINA TOWN
<<分岐>>
(a.前夜ここに来た)
(Q's No.3?)
「うん?
 あんた、昨日も来た人でしょ?」
「何度来ても、だめだめ。
 追っかけのギャラリーには
 うんざりなのよ」
(b.前夜ここに来ていない)
赤碕
「中華街DRAG RACE……」
「噂に聞いたことがある……
 Menber'sOnlyの
 危険なRACEさ」
「誰かの紹介がなければ
 出場はできない」

 ≪<JOHNNY'Sに行って、三原が中華街に到着してから>≫
赤碕
「お前は……」
三原
「えへっ」

「ねっ! 沢木クンに
 勝ってくれるって約束してくれたら
 元町Queen'sのみんなに
 紹介してあげる」
赤碕
「……そういうことか」

【ドラッグレース紹介開始】
三原
「わたしたち、元町Queen'sは
 ここ、中華街を舞台にして
 ドラッグレースをやってるの」

「1対1のTAIMANでバトルして
 勝った方が、次に進めるという
 トーナメント方式でね」

「勝てば、もちろん相手から
 GET REWARDS
 できるけど」

「トーナメントで優勝すれば
 SPECIAL BONUSが
 もらえちゃうのだ!!」

「まっ、そう簡単には
 いかないんだけどね」
【ドラッグレース紹介終了】

(Q's No.3?)
「ヨーコ
 走ってくのかい?」
三原
「もっちろん!!
 今日は、スペシャルゲストを
 連れてきたよ」
「あの沢木クンを
 ギャフンと言わせる
 秘密兵器なのだ」
(Q's No.3?)
「そういって連れてきた彼は
 もう5人目だよ」
「いいかげん
 素直になりなよ……」
三原
「わたしの勝手っしょ!!」
(Q's No.3?)
「ところで、あんた
 なにさまなんだい?」
赤碕
「BLRの赤碕だ」
(Q's No.3?)
「BLRの赤碕ね〜。
 最近、ちょっとだけ
 噂になってるかな」
「今日は走りに来たのかい?」
  a)そのつもりさ
  b)……ちがう
<a)を選択>
赤碕
「そのつもりさ」
三原
「フレーフレー!!
 赤碕!」
(Q's No.3?)
「ヨーコも走るんだろ……」

Queen'sトーナメント
第一戦・第二戦で負けると
→終了


【決勝戦】vs.Yoko Mihara

港の葉子

HIGHSPEED DRIVING RPG

 ChinaTown
Queen's Tournament
         FINAL ROUND
   vs.Yoko Mihara

(a.勝った場合)
【ポエムシステム発動】
三原
「赤碕、けっこうやるじゃん!」
(Q's No.3?)
「ねっ! ヨーコ!
 今度の秘密兵器は本物かもね!」
三原
「ホントッ!
 これは期待できるかも!」
(Q's No.3?)
「うちらも
 ウカウカしてられないよっ!」
三原
「沢木クンにも
 ぜ〜ったい勝ってね!」
【ポエムシステム終了】
→後述の【立河唯登場】へ
(b.負けた場合)
【ポエムシステム発動】
三原
「あれれ〜!
 見込みちがいなのかな!?」
【ポエムシステム終了】
→終了

<b)を選択>
赤碕
「気分が乗らない。
 やめておくよ…………」
三原
「遠慮なんてしないで
 走ってけばいいのに!!」

「約束、忘れないでね!」


【立河唯登場】
(Q's No.3?)
「正直驚いたよ、赤碕。
 あんたが優勝しちまうなんてさ!」
三原
「…………」

「どうしたんだい、おまえ達」

「あっ!立河さん!!」
立河
「……なんだって?
 揃いも揃ってこいつに
 負けちまったのかい?」
「久々に骨のあるヤツが
 来たってわけだねぇ……」
赤碕
「あんたは?」
立河
「アタシは立河唯。
 ここ中華街を仕切る元町Queen'sの
 リーダーさ」
「なかなかのテクを持ってるようだね……」
「ひとつアタシと勝負といかないか?」
  a)受けて立つ
  b)……やめておく
<a)を選択>
赤碕
「……もちろん相手になってやるさ」
立河
「大した自信だねボウヤ。でも……」
「アタシはそうそう簡単には
 勝ちをゆずらないよ!」

SPECIAL ROUND
vs.Yui Tachikawa
HIGH SPEED DRIVING RPG
China Town
Queen's Tournament

(a.勝った場合)
立河
「へえ〜……
 やるもんだねぇ」
「気が向いたらまた来るといいよ。
 その時は……」
「アタシが勝たせてもらうよ!」
赤碕
「……いつでも勝負は受けて立つさ……」
(b.負けた場合)
立河
「どうだい?
 そんな腕じゃ、まだまだだよ」
「いつでもいらっしゃい、ボウヤ。
 お姉さんが優しく相手してあげるわ」
「おーっほっほっほっほ!」
三原
「たっ…立河先…輩……
 興奮気味……?」
赤碕
「……(何なんだ?)」

<b)を選択>
赤碕
「……いや、残念だがあまり時間は
 持ち合わせていない……」
立河
「はっ!フル走行しといて言うセリフかい?」
「まあ、今日のところは逃げても
 恥じゃないよ。
 だけどね、ボウヤ……」
「DRAG RACEを1回制した程度で
 浮かれてるようじゃ
 まだまだココじゃあハナタレさ!」
「自分の走りに自信が持てるようになったら
 アタシが相手してやってもいいよ。
 ただし………」
「その時もDRAG RACEで
 TOPでなきゃ、話にならないけどね!」


≪<ドラッグレースの解説を聞いてから>≫
三原
「赤碕!! 走ってく?」
  a)UnOfficialRACE ENTRY
  b)……PASSさ

    COURSE:CHINATOWN DRAG
       LAP:1LAP
 CONDITION:TOURNAMENT1ON1
   WARRIOR:Wagon660R
            AND UNKNOWNS

<a)を選択>
→UORへ
<b)を選択>
→終了


★【約束の時間になり、BayLagoon埠頭に向かう
  走り屋達にパッシングした時のメッセージ】
(山田)
「…………あっ!!
 赤碕……!!」
「やめてくれよ!!
 約束の時間じゃんか!!」
「…………おれ、ここから
 BL埠頭まで最遅の時は
 30分もかかっちゃうんだよ〜」

(由佳)
「(赤碕…………
 わたしのパーツがほしいのかな?)」
「ほらっ!! 赤碕!!
 遅刻しちゃうよっ」

 (沢木・辻本)
沢木
「おう!! 赤碕!!
 オレは燃えてるぜ!!
 いつだって燃えてるぜ!!」 
辻本
「……………………」
沢木
「おう!! バトルなら
 あとでたっぷり相手になるぜ!!」


≪<各所共通>≫
【時間切れでイベントが発生しなくなった場合】
赤碕
「決戦の時間さ……」
「BayLagoon埠頭に
 むかわなけりゃ……」


【沢木との対決前・BL埠頭】
<<分岐>>
(a.GRAVEYARDで石川兄弟の話を聞いている)
 →後述の【沢木との対決前その2】(b.GRAVEYARDで石川兄弟の話を聞いていない)
(石川兄弟がやってくる)
石川兄
「オレたちを無視とは
 いい度胸じゃねえか!」
石川弟
「RevengeRace……
 今夜はただじゃすまないぜ」
石川兄
「ショータイムの準備は整ってる」
「復讐のパーティの
 はじまりってわけだ」
赤碕
「……ショータイム……
 今夜も茶番の繰り返しか」
石川兄(怖い顔)
「ケッ!!
 生意気な野郎だぜ!!」
 →【沢木との対決前その2】へ


【沢木との対決前その2】
<<分岐>>
(a.第二氷川丸で葵に会っている)
 →後述の【沢木との対決】へ
(b.第二氷川丸で葵に会っていない)
「決戦前、高まる緊張を
 ときほぐすため、俺は
 BayLagoon埠頭を
 あてどもなく歩いてた」 
 →d.へ
(c.第二氷川丸で葵に会っていない・時間超過)
「仕事の都合で遅れてる
 難馬さんを待つ間……
 俺はBayLagoon埠頭を
 あてどもなく歩いてた……」
「……夜と朝の狭間……」
 →d.へ

d.
「……第2氷川丸……」

「……なにかに
 引き寄せられるようにして
 たどりついた」

「そこに女がいたんだ」
女
「……静かね。
 水のそばにいると
 穏やかな気持ちになる」
「落ちつくの。
 波の音、聞いていると」
「あなた
 赤碕翔クンでしょ」
赤碕
「誰だ、あんた?
 なぜ、俺の名前を知ってる?」
女
「わかるのよ。
 あなたと私は…ここで
 出会うことに決まってた」
赤碕
「……なに?」
女
「のってこない?
 かわいくないのね」
「あなたの名前
 『彼』から聞いたの。
 私は川志摩葵」
赤碕
「彼……?」
葵
「…一輝。
 あなたの先輩」
赤碕
「藤沢先輩?」
葵
「あなたのこと、よく話してるわ。
 速くなれるやつが
 チームに入ったって」
「若いやつだって。
 走りはじめた頃の自分より速い……。
 だから、『86』を譲ったんだって」
葵
「……18才?」
赤碕
「わるかったな」
赤碕
「なにを見てる?」
葵
「………光。
 横浜の街の光……」
「綺麗よね……。
 空と海におなじ街があるみたいに
 光が反射して」
赤碕
「俺も時々、この埠頭で
 夜を見てることがある」
葵
「……わからなくならない?
 現実の街と水面に揺れてる街と
 どちらが本物なのか……」
「そんなとき……
 私たちは、境界にたっているの。
 夢と現実の境界に……」
赤碕
「………………?」
「…………抜け出すのは簡単さ。
 小石を投げれば、水面は揺らぐ。
 海の街は、壊れてしまう」
葵
「壊れやすいほうが
 美しくて……
 価値があるのよ」
「それに………
 現実だって
 簡単に壊れてしまう」
「私は、海に映った
 偽物の街のほうが好き……」

赤碕
「壊すのはやめておくよ……」
「野暮用がある……
 話はそこまでだ」
「今夜、大事なレースね?
 がんばって」
→後述の【沢木との対決】【沢木との対決】
辻本
「今回のことは、すまなかった。
 すべて、俺の責任だ」
「2度と起きないようにする」
藤沢
「それは済んだ話だ。
 言い訳を聞きに来たんじゃない」
沢木
「おう! オレたちには
 オレたちなりの解決手段があるよな!」
「それが、K・T・H!!」
「清き正しき走り屋道ってもんだ!」
辻本
「勝負は1度きり。
 俺と藤沢の
 TAIMAN-BATTLE……」
「どっちが勝っても、チームとして
 結果は真摯に受け止める」
沢木
「恨みっこなし!
 走りがすべて!
 それがオレたちのやり方!」
「おう! 赤碕!
 オレたちが前哨戦だ!」
「ただのエキシビジョンレースだと思うな!
 おまえに本当の走りってもんを
 教えてやる!」

藤沢    赤碕          辻本
「(………)」「(…うるせえ野郎だ…)」「(…はずかしい奴だゼ…)」

赤碕
「……なぜ、俺を
 対戦相手に選んだ?」
沢木
「おまえは走りをわかってねえ!
 見込みあるのによう!」
「速くなるぜ……いつかよう」
「オレは速いヤツと走りてえ!
 それだけだあ!」
「おう! もたもたすんな!
 いくぜ!」


TAIMAN RACE
vs.Makoto Sawaki
(NightRacers No.2warrior)

Bay−
Lagoon
short

NightRacers
沢木誠を撃沈せよ

      HIGH SPEED DRIVING RPG


【最終コーナーの手前で勝っていると沢木が事故る】

辻本
「沢木ーーーーーー!!!
 なにやってんだああああ!!!」

藤沢
「辻本ーーーー!
 離れろ!
 危険だ!!!」
「おい! 誰か!!
 救急車!!」

辻本
「畜生!! 馬鹿野郎!!
 大馬鹿野郎……!!」

「…なにしてんだろ、俺…」

「壊れちまった
 人形のように
 手も足も動かねえ」

「………音が消えた。
 鼓動の音だけが響いてる」

「俺はたしかに生きてる」

「だが…………」

「ここはどこだ……?
 どうしてこんなにも静かなんだ。
 なにも感じねえ」

「俺は、呼吸すらしてなかった。
 空間から切り離され、俺だけが
 生暖かい静寂に包まれてる」

「そこで俺は……………………」

「薄汚れたエンジンオイルにまみれて
 流れる血が
 真っ黒なアスファルトに染みていく」

「ただ、その風景を見てたんだ」

「覚えてるのはそこまでだった」

「……気づいたら
 俺は病院にいた」

「どうやってここにたどりついたのかも
 よくわかんねえ。
 動転した記憶は、断片でしかない」

「……なにが起きたんだ?
 俺はどうなっちまったのか」

由佳
「赤碕っ!!
 もういいのっ!!」
「赤碕のせいじゃ…
 …ないんだから……」

由佳
「だから……
 もう……やめて…」


「俺が……」

「俺がやったのか!!」

「俺が……………」

「俺がこんなにしちまったのか!!!」


沢木
「おぅ……赤碕。
 おまえ、速くなるぜ……」
「絶対だ、
 オレが言うんだから間違いねえ」

沢木
「なれや……赤碕…。
 ……横浜最速に…」


「……どうなってんだ……?」

「記憶の断片をたぐりよせるようにして
 俺は自分を取り戻す」


沢木の父
「出てけ!!」
「2度と顔を見せんでくれ!」

沢木の父
「おまえたちが息子をこんな姿に………」


「沢木は『命』を取り留めた」

「病院のベッドで
 機械仕掛けの命をつないでる」

「やつの家族は俺たちを病院から
 追い出した」

「餌をむさぼり食うために寄生した
 害虫を駆除するみてえに」

「俺たちはムシケラだった」

「そうさ……
 俺たちは人間じゃないんだ」

「だけど……
 おかしいだろ?」

「俺たち、ムシケラにだって
 流せる涙があるんだ」

「拭っても拭っても
 とまらねえのは
 なぜなんだ?」

「くやみきれない後悔
 やり場のない怒り
 ぶつけようないいらだち」

「どうしようもねえ
 感情を抱えてる」

「そうさ……とまらねえのさ。
 とめかたなんてわからないんだ」

「俺たちは………………」


【The Night is COMPLETED】

会話集TOPへ 3夜へ 前へ

inserted by FC2 system