9thMidnight AnotherName ForANGEL 【オープニング開始】 「俺の中のアイツの姿は  消えちまった」 「あの映像……  遮断されたモニター越しに  見えてたようなアイツの映像」 「俺はただ傍観してた。  選べる選択肢……それだけが  許された自由」 「どこまでが現実で  どこまでが夢の出来事なのか」 「……俺はいま狭間に立ってる……」 「いい夢も悪い夢も……  俺には選べない」 「どこまでも……道の先は  紅の月の光が照らしてる」 「サイドシートに、織田からもらった  走り書きされた北海道の地図が  乗せられてる」 「唯一の道標……  横浜GPポスターの切れ端に  描かれた地図」 「北へ…………  車を走らせる」 「しばらくもどるつもりはない」 「HIGHWAYで、軽くREWARDSの  補給をすませたら今夜中に  YOKOHAMAを離れる」 「……『仲間』に会う  必要なんてない……」 「……誰一人、巻き込みたくない……」 「車と俺と……アイツ……  荷物はそれだけだ」  【HIGHWAYを走る赤碕を   C1-RoadStarsが包囲する】 (名も無き走り屋 C1男) 「C1Roadstarsを  甘く見るな……  ……どこにもいかせねえぜ」 【オープニング終了】 【大黒埠頭】DAIKOKU WHARF ≪<一回目>≫ (名も無き走り屋 大黒WAVESその1) 「大黒WAVESリーダー  村丘信吾の登場だ」 (2) 「見た目はかなり恐いが  義理と人情は忘れたことがないぞ」 (1) 「ひとりで乗り込んでくるとは  いい度胸だ……」 (2) 「俺たちがやってるのは  ただのレースじゃないぜ」 村丘 「走りは心じゃけん。  心の無か人ば走っても  遅かごたね……」 (1) 「………… (なんて言ってるんだ?)」 (2) 「あ〜……  誰とバトルしようが  俺は負けない………かな?」 村丘信吾 「赤碕どん、どげんするね?」   a)挑戦を受ける   b)……PASSさ <a)を選択> 赤碕 「のぞむところさ……」 →大黒トーナメント  勝てば村丘との対決へ →c)へ <b)を選択> 赤碕 「今夜はやめておくよ……」 →c)へ c) 村丘 「赤碕どん……  あんたに会わせたか  人間がおるんよ」 「おいどんが帰ってくるんは  次ん夜になるかもしれんが  かならず連れてくるけん」 「赤碕どん……  こげん時こそ  がんばらにゃいかんよ!」 ≪<二回目以降>≫ (2) 「リーダーは友人を探しに  でかけちまったよ……  あんたに会わせたいらしいよ!」 「次の夜までには  帰ってくるだろうさ……  それまではオレらがここを守る」 「UOR……やってくだろ?」   a)UnOfficialRACE ENTRY   b)……PASSさ <a)を選択> →UORへ →終了 <b)を選択> →終了 【芝公園待避所】SHIBA PARK FOXHOLE (名も無き走り屋 C1-RoadStars) 「今夜はC1-RoadStarsが  君のために用意したSpecial Nightだ。  逃げ出そうなんて思うなよ」 「君はへんな気を起こさずに  そこらで楽しく走り屋をやってりゃ  いいんだよ」 「でも、せっかく来てくれたから  HIGHWAY AREAについて  説明してあげるよ」   (これ以降は9夜と同じ) 【名も無き走り屋たちに通せんぼされる】 (NR) 「石川の野郎に  金積まれちまったからなあ。  通すわけにはいかねえんだよ」 (桜木町GT その1) 「総長の命令っス……  すまないっス!  この先には通せないっス!」 (桜木町GT その2) 「赤碕さん……  すまないっス!  この先には通せないっス!」 (C1男) 「C1Roadstarsを  甘く見るな……  ……どこにもいかせねえぜ」 【環状線に入ると、楠木が襲ってくる】 楠木 「昨日は  恥かかせてくれたな」 「……『関東最速UNIT』……  オレのメンツが  まるつぶれだぜ」 「……どこにもいかせねえ」 「おまえを関東から  出すわけにはいかねえ」 「SHOWTIMEは  これからだ。  楽しみにしろ」 →楠木とのバトルへ <<分岐>> (a.勝った場合) →後述の【10年前の最速の男】へ (b.負けた場合) →芝公園待避所前から再開 【楠木との再戦】 楠木 「……どこにもいかせねえ」   a)BATTLEする   b)……PASSさ <a)を選択> →楠木とのバトルへ →勝つと後述の【10年前の最速の男】へ <b)を選択> →終了 【10年前の最速の男】 赤碕 「なぜ、道を塞ぐ?  俺がどこへいこうと  おまえには関係ない」 楠木 「……そうもいかないぜ。  おまえが『横浜最速の男』  であるかぎりはな……」 「おまえより速く走れば  オレにチャンスが来る」 赤碕 「チャンス……?」 楠木 「オレも『Driver』に  選ばれる……」 「DiabloTuned  SpecialCARの  SEATに座れる……」  【等々力登場】 等々力 「……そこまでにしとけ、な」 「知らなくても、生きていける。  走りの世界には…な  そういうことがあるんだ」 楠木 「と……等々力サン……  どうして……?」 「首都高はもう走らないって  言ってたじゃないすか」 等々力 「無性に走りたくなるときがある。  たまには……な」 「今夜は、そんな夜だ」 TOKYO area (C-1,Wangan,Tomei,Okutama) SAITAMA area (Shoumaru,Kawagoe,Sayama) CHIBA area (Makuhari,ChuohFutou,Naminori) GUNMA area (Usui,Akagi,Haruna) 関東最速 GRAND CHAMPION 1989 Setagaya Road-Stars LEADER:Choji Todoroki 赤碕 「C1-RoadStarsのOB  ……等々力?」 「あんたも……  俺の邪魔をする気か?」 等々力 「走るなとは言わない」 「きみは、そっくりだ…な。  10年前の最速の男に」 赤碕 「知ってるのか?  俺は……似ているのか?」 「横浜最速伝説……。  多摩川コーナーでアイツに  ぬかれたのは、僕だ」 「僕はあの走りを目の前で見た。  5速全開でコーナーを  ぬけてった命知らずの走り」 赤碕 「……走りが似ている?  それだけか…」 等々力 「はんぱに事故るくらいなら  アクセルを踏み込む。  そういうタイプの走り屋だった」 「運がついてるうちはいいんだ。  極限のスピードが奇跡を起こすこともある。  なんとか、生き残れる」 「奇跡は待っていれば  起きるものじゃない。  自ら、呼び込むものだから…な」 「事実、アイツは何度も  大きな事故から  生きてもどってきた……」 「だけど……な  そんな走りじゃ  長くは続かない……」 「……1週間後に  アイツはあっけなく  死んでしまったんだ」 「なんでもない直線で……な」 赤碕 「……死んだ…?」 等々力 「………ああ」 「……消えてしまった」 「僕たちのまえから  不意に……な」 「派手な事故だった」 「未明の横羽線……  バトルの最前線で事故が起きたんだ」 「『横浜最速の男』……DiabloTunedZetaを追って  つるんでバトルしてた車が何台も……」 「異常なスピードだった」 「当時、湾岸最速の僕が  最後尾についていくのに精一杯のスピード……」 「最後に感じたのは……」 「鉄パイプで殴られたような  衝撃………………」 「………そこまでだ………」 「現場は……車の火葬場のようだった。  爆発の炎が燃え上がって……な」 「……鎮魂歌……。 『横浜戦争』終結の……」 等々力 「……真っ赤な月が  出てた……」 「……CrimsonMoonNight……」 「あの事故の夜のこと……  伝説となって  そう呼ばれている……」 「あの頃はいったい  何だったんだろう?」 「夢中で……な」 「結果がどうなるなんて  考えもしなかった」 「終わってしまえば  何に熱くなってたのか  わからないんだ…」 「……誰にでも一度は  そういう時代がある。  そんなもんだ…」 「……僕と走るんだ」 「僕と走ることで  君がなにかを思いとどまるなら  立ち止まってほしい」 「……それが僕の願いだ」 赤碕 「……勝っても負けても  俺はいくけどな」 →等々力とのバトルへ <<分岐>> (a.勝った場合)  【ポエムシステム発動】 等々力 「ゆるしてくれ……」 「10年前……」 「僕は、止めることが  できなかった」 「たくさんの仲間が  アイツとバトルして  死んだ」 「もうたくさんだった」 「自分だけ安全な場所で…  僕は見ていただけだった」 「ただの傍観者だった」 「10年たっても  変わらない……」 「守りたいのは  ……僕自身」 「……熱くてまぶしい時代……  終わってしまえば  ひどく薄っぺらな時代……」 「だけど……  その時は2度と戻ってこない」 「残されるのは  抜け殻だけだ……」 「……走りきれ……  ……君の道を」 「……夢の抜け殻に  埋もれるな…………」  【ポエムシステム終了】 (b.負けた場合)  【ポエムシステム発動】 赤碕 「あんたは確かに速いさ。  ……そんな車でもな」 「だけど……  何も感じやしねえ……」 「ノーマルに近い車の走りが  なんだってんだ?」 「俺が追いかけてるのは  DiabloTUNE  ……モンスター級のマシン」 「北へ…………」 「行かなきゃならねえ……」  【ポエムシステム終了】 <<分岐終わり>> 「10年前の最速の男は  死んだ……」 「そうさ……  俺の中のあの野郎は……」 「……死んでるんだ……」 「その事実がショックだったのか…… 【声】の野郎は黙っちまった」 「北へ…………」 「……車を走らせる……」 「ただの暇つぶしで始めた走り…」 「アクセルを踏み込むだけで  震えてたあの頃」 「いまの俺は………  もう震えることもない」 「暗い道をどこまでも……  踏み込んでく」 【 The Night is COMPLETED 】