【本牧埠頭】HONMOKU WHARF ≪<一回目>≫ 石川弟 「…………赤碕!!  オレと走ってくれ…………」 「オレ……おまえに話さなきゃ  ならないことがある……」 「…………オレ、間違ってた……。  オレ、根っから純情だから……」 「『カタハ』の兄貴にはついてけない!  兄貴のやってることは  オレ、理解できない……」 赤碕 「おまえたち……………  いったい何をしてきた?」 「おまえたちの『ショータイム』……  それがすべてのはじまりだった。  そうじゃないのか……?」 「見ろよ……ここ本牧埠頭……  オレたちは代々この地をNRの  たまり場として受け継いできた」 「それがいまじゃ……  チーム辞めるヤツが多くて……  どんどん仲間が減ってるんだ」 「オレ…………情けねえよ」 赤碕 「……いまのこの事態が  おまえたちのショータイムの  結果なんだろ……?」 石川弟 「ショータイム…………  最初はただの兄貴の口癖だった……」 「兄貴は今夜、HIGHWAY AREAの  『関東最速UNIT』の結成会に参加してる……  今なら……おまえに話せる……」 「オレ……本当は早く話したくて  しかたなかったんだ……」 「難馬の事故の前に  山田に相談したんだけど……  あいつじゃ、なにもできなかった」 「ごめんよ……赤碕……」 「だけど……オレ………  まだ間に合うのか……わからない……」 「確かめたいんだ……取り戻せるかどうか……。  オレと走ってくれ。おまえもCVCで……  オレと同じCVCでバトルしてくれ……」 「な……頼む……最初で最後のお願いだ」   a)挑戦を受ける……   b)……PASSさ   COURSE:HONMOKU   LAP:2LAPS   CONDITION:CVC BATTLE   WARRIOR:CVC1600-S <a)を選択> 「………ありがとな……。  オレ、一生忘れないぜ…………  おまえや山田のこと……」 ☆ CVC1600BATTLE 震撼する横浜 激動の潮風 HIGH SPEED DRIVING RPG <<分岐>> (a.勝った場合)  【ポエムシステム発動】 石川弟 「オレなんかと……  本気で走ってくれてありがとよ……」 「思い出したぜ……  走りはじめた頃のフィーリング……」 「走るのって……  楽しいよな…………」 「さあ……今度は…………  こっちがおまえのためになる番だ」 「なんでも聞いてくれよ………」  【ポエムシステム終了】 →後述の【石川弟の告白】へ (b.負けた場合) 石川弟 「赤碕……たのむ……  真面目に走ってくれ……」 「オレ……  はんぱな走りじゃ…  報われない……」 「もう一度だ……」   c)挑戦を受ける……   d)……PASSさ  <c)を選択>  →☆へ  <d)を選択>  →後述【石川弟の告白】の★へ <b)を選択> 「どうしてもダメか……?」   e)挑戦を受ける……   f)……PASSさ  <e)を選択>  「………ありがとな……。   オレ、一生忘れないぜ…………   おまえや山田のこと……」  →☆へ  <f)を選択>  「…………そうか……。   今夜も気分が乗らないか…………」  「わかった……オレなんかと……   走るわけないか……。   当然だよな……」  「あばよ……赤碕……。   山田によろしく伝えてくれ……」  →後述【石川弟の告白】の★へ ≪<二回目以降>≫ 赤碕 「石川弟はいまはもう……  いない……」 「だけど、石川の兄貴の方は  不穏な動きを続けてる……」 「あいつの『ショータイム』……  終わらないってことなのか?」 (名も無き走り屋) 「UnOfficialRACEを  捜してるなら」 「ENTRYは可能だぜ」   a)UnOfficialRACE ENTRY   b)……PASSさ <a)を選択> →UORへ <b)を選択> →終了 【石川弟の告白】 石川弟 「なあ……赤碕……。  オレたち、これからどこかで  たくさんの時をすごしてく……」 「たくさんの人と出会っては  別れてくだろ……」 「全部は覚えてはいられないよな……  きっと。  オレみたいな馬鹿じゃさ……」 「だけど……オレきっと忘れない……  今夜のバトルも……。  オレたちが走った日々も……」 「さあ、約束だからな……  何でも聞いてくれ……」 ※   a)『ショータイム』ってのは何だったんだ?   b)沢木の事故の時には何をした?   c)石川兄とBLR難馬に関係はあったのか?   d)石川兄と桜木町GT川崎の関係は?   e)石川弟とBLR山田の関係は?   f)『関東最速UNIT』とは何だ?   g)『Driver』について聞いたことは?   h)『DiabloTUNE』の話を知ってるか?   i)『声』について…………   j)…………PASSさ <a)を選択> 「ショータイム……最初は兄貴の口癖だった。  おまえたちの仲間の由佳ちゃんをさらったのが  オレたちのショーの開幕だった」 「覚えてるか……?」 「1stバトル…辻本が藤沢に負けた時  オレたちは一気にNightRACERSを  仕切れるチャンスだと思ったんだ」 「邪魔な沢木はいたけど……  兄貴は行動が先走るタイプだ」 「一晩考えて、あの1stショー由佳ちゃん誘拐作戦を  計画したんだ。………おっと安心してくれ!  由佳ちゃんには、なにもしてないから」 「それどころじゃなかったんだ。  由佳ちゃんを車に押し込んで  オレたちは紅レンガ倉庫街に車を潜めた」 「そこに黒塗りのLIMOUSINEの  一団が入ってきたんだ」 「オレたちは物陰に隠れて  様子をうかがってた」 「LIMOUSINEの中から降りてきたんだ。  サングラスした外国人と中年男……  あとは恐そうな感じの黒服の男達だった」 「『MONEYの匂いがする』  兄貴はそういったんだ」 「兄貴は金になりそうな話には敏感だから  バイトだって楽でおいしいやつしかしないし」 「とにかく……オレたちは身を潜めて  近づいた…………つもりだった」 「その黒服のいかにも悪役然としたヤツに  見つかっちまったんだ」 「……セメント漬けのドラム缶……  横浜港に沈む……」 「そんな想像が思い浮かんだ……オレたちは  逃げ出そうと兄貴のGRA-Siに  乗り込んでエンジンをかけた」 「だけど……遅かった……。  オレたちの車はLIMOUSINEに  囲まれちまったんだ」 「車から引きずり出されて  オレたちは覚悟を決めた」 「…………ところが  サングラスの外国人が言ったんだ……」 「『NightRACERS……走り屋か?   君たちは……』と」 「……『BLRの赤碕という名前を  知っているか?』って……」 「おまえの名前が出てきて面食らったけど  オレたちは意味もわからず  知ってるっていう事実を答えた」 「そしたら……ソイツは言ったんだ……」 「『とても率のいいバイトがあるんだが  君たち、興味はありませんか?』ってね」 「最初はなんのことやらさっぱりだった。  どう考えたってヤバイ話だろ?」 「そいつらはニコニコしてたけど  目は冷たい感じですわってた」 「究極の選択……  断るのも地獄……受けるのも地獄」 「……ソイツが提示した金額は  べらぼうな額だった……」 「仕事内容は、簡単だった。  友達の走り屋を紹介するだけでいいって  いうんだ」 「速いヤツ……だが、記録が伸び悩んでるヤツを  探してるって言ってた」 「それともう一つ……  特別BONUSがあったんだ」 「……おまえ……BLRの赤碕とバトる  走り屋を紹介してくれたら  さらに倍の報酬がもらえるっていうな」 「GET REWARDSルールの  裏には汚いルートの金が回ってるってのは  薄々感じてたぜ」 「走り屋RACEを巡る賭博……」 「つまり、新人のおまえが勝ち続ければ  走り屋RACEの番狂わせさ」 「オレたちはソイツらと契約を結んだ……  今思えば、悪魔の契約だ」 「それがオレたちのショータイムの  本当のはじまりだったんだ」 →※へ <b)を選択> 「信じてくれ……何が起きるかなんて  オレたちはわからなかった…………」 「あん時の『ショータイム』ってのは  おまえへの挑発の言葉だったんだ」 「おまえに真面目に走ってもらわなけりゃ  番狂わせも起きない、オレたちも困る……  そう思ってた」 「…………沢木…………  アイツがもっとな…慎重なヤツだったら  こんなことにはならなかった」 「……あいつのシャツには『単純』って  書いてあってもおかしくない……」 「『速くなりたいだろ?』って誘ったら  あいつは何の疑いもなくオレたちの誘いに  載ってきやがったんだ」 「LIMOUSINEのヤツらが指定してきた  場所に行かせた……  オレたちのしたのは、それだけさ」 「そこでなにがあったのかは  オレにはわからない」 「沢木が事故った時にはさすがにやばいって思ったけど  届けられた現金を見たら、そんな気持ち……  すっとんじまった」 「兄貴もオレも…………」 →※へ <c)を選択> 「難馬の時も同じさ…………」 「おまえたちの代表決定戦の日程が決まった  その晩にヤツらから連絡が入った……」 「『DiabloTUNE』……  そう言えば、難馬は必ず乗ってくる」 「そうやって、言ってきたんだ」 「仕事は簡単だった。  GSに行って難馬に『DiabloTUNE』の名前を  一言告げた」 「あいつの目の色は変わった」 「そうだ……この仕事は楽な仕事さ。  世の中には2種類の人間がいる」 「あくせくまじめにやって報われない馬鹿と  楽してかせぐ時流に乗った一握りのヤツ」 「オレたちはそうやって自分たちの事を  正当化した」 「なあ……  世の中ってのはそんなもんだろ……」 →※へ <d)を選択> 「HIGHWAYが開通すると  オレたちは桜木町GTと接触した」 「GTの川崎……アイツは利用できる……  走り屋RACEの賭博は、アイツのオヤジが  牛耳ってる」 「GTの川崎は南横浜に進出を狙ってた。  オレたちは北横浜に足がかりがほしい」 「……正当な取引……」 「目論見通り……  アイツはアイツで甘い汁を吸い  オレたちもその見返りを受けた」 「桜木町GTの川崎との関係はそれだけだ」 「アイツにはLIMOUSINEのヤツらの  話はしてない」 「オレたちの切り札を  みすみす手の内から手放すなんて  馬鹿なまねはしないぜ」 「……って兄貴が言ったんだ。  オレは黙ってるしかなかったんだ」 →※へ <e)を選択> 「オレと山田はただのダチさ。  最初の出会いは、BODYSHOPで  廃車寸前の中古のCVCを取り合ったんだ」 「走りで勝負だ!!って…………  ふたりとも免許取ったばっかでさ  かわりばんこで助手席と運転席だぜ」 「オレたちふたりとも、笑っちゃうくらい  遅くてな…………」 「低レベルなバトルの後は  結局ジャンケン勝負さ」 「3回戦の死闘の末……  山田が勝った……」 「アイツ……すげ〜嬉しそうな顔してたぜ。  オレは、きっと  すげ〜くやしそうな顔だったろうな」 「それ以来……  アイツだけは気の合う走りの仲間。  なぜだろうな……?」 →※へ <f)を選択> 「TOKYOのC1-ROADSTARSが  中心になった最速連合プロジェクト。  今夜行われる走行会、たぶん失敗するけどな」 「兄貴にとっては  TOKYOへの進出の足がかり」 「おそらく……そうなるだろ……」 <g)を選択> 「横浜GPを前後にWON-TECが集めてる  エースドライバーの養成機関のことだ」 「実は……兄貴が選ばれたんだ……」 「関係あるのかわからないけど  『DiabloTUNE』の車に  乗り換えたんだ、兄貴は…」 「オレはやめた……もういいんだ……」 「オレ……馬鹿だからさ……  ……オレ、このままで……  ……いたいんだ……」 →※へ <h)を選択> 「……詳しくはわからない……」 「オレたちが紹介した沢木や難馬の車は  『DiabloTUNE』だった」 「そういう噂があるけど……  オレたちにもわからない」 「兄貴の車は『DiabloTUNE』だ。  めちゃくちゃ速くなったぜ。  それだけはたしかだけどな」 →※へ <i)を選択> 「…………声?  聞こえるぜ」 「『どうしたんだ……?  金のためなんかに走ってたんじゃないだろ?  思い出せよ……あの頃の気持ちを……』」 「そんな心の……後悔の声が聞こえるんだ……  オレ、わからなくなった。  なんで、こんなことしちまったのか」 「オレ……貧乏チューンで  CVCいじってた頃が一番楽しかった」 「コツコツとさ  GET REWARDSしてな」 「なあ……赤碕?  戻れるのか……オレ……  あの頃の走りに……」 「戻れるのかな…………?」 →※へ <j)を選択> 「もういいのか…………?」 「怒ってるのか……?  ……それも無理ないか」 「でもな……これだけは信じてくれ。  オレたちはなにもわかっちゃいない。  ただ他のヤツより目立ちたくてよ」 「かっこよくなりたくてさ……  ……それだけだったんだ……」 ★ 「……それきりだった……」 「石川弟に会ったのは……  この夜が最後になった」 「……アイツはそれきり姿を消しちまったんだ……」 「10年前の走り屋たちのように  ……走りを封印して……  音信不通になっちまった」 「連絡がないのは元気な証拠だって……  山田がさみしい顔して笑ってた」 「そうさ……裁くのは……  俺たちじゃない」 「……すべてが終わって振り返れば……」 「……この夜の本牧埠頭・石川弟……」 「これからはじまる……  俺たちの冗談にもならねえ  4つの夜の最初の別れ」 「あまりに自然で……小さくて  それとは気づかないくらいの……  別れのひとつだったんだ」 【チューンショップスペンサー】TUNESHOP SPENCER 【ワカバ銀行】WAKABA BANK 【ボディショップムラオカ】BODYSHOP MURAOKA →セリフなし