【SouthYOKOHAMAへ】 「SouthYOKOHAMA……  ……今夜は、無用の街……」 「野暮用なら……  手早く済ませちまうのがいい」  a) TUNESHOP SPENCER  b) BODYSHOP MURAOKA  c) WAKABA BANK  d) GO BACK NorthYOKOHAMA <<a)から出ると>> 「SPENCERの駐車場で  エンジンを暖めてた俺の前を  1台の車が駆け抜けてった」 「BLUEのSEVEN……  ナンバーは1969……」 「……………そうさ……………  難馬さんのSEVENだった」 「昨夜の石川との密会が  事実なのか、確かめるために  俺は、後を追いかけた」 もう、戻れない 陳腐な楽しさを味わっていただけの 軽くて薄っぺらいあの頃には戻れない 【ポエムシステム発動】 赤碕 「難馬さん……  どこへ向かって走ってるんだ……」 「ただの練習走行なのか……?  なぜ……俺を無視する……」 「対抗心……  それだけなのか?」 「……難馬さんの走り……」 「勝負に……走りに……  追いつめられてるかのように  周りが見えてない……」 「どうしちまったんだ?  らしくない……」 「あせってる……?  それを俺に見せたくない……。  ただ、それだけなのか?」 「……確かめることもできずに  難馬さんのSEVENは  夜の闇にまぎれちまった……」 <<一回目・b)に行くと>> 「高速入口のすぐ下の  板金屋ムラオカ……」 「……錆びちまった  ポンコツを蘇らせる音……」 「……今夜は、やけに熱心に響いてた……」 由佳 「なるほどっ!  そうなるわけねっ」 (村丘) 「お〜〜う!!  (……若い子はええ……)」 赤碕 「あいつ……なにしてるんだ……?」 由佳 「ヨッ!! まってたゼッ!  赤碕!!」 「(TUNEUPのウンチクガンチク……  ……マニュアル本の受け売り……)」 「ふふっ どう?  すこしはさまになってきたでしょ?」 (村丘) 「なんだ〜〜!? 由佳ちゃん  彼氏のお出迎えか〜?」 由佳 「えっ!  そんなんじゃないよねっ」 (村丘) 「話は手短にだ!  (……興味津々……)」 由佳 「ひそひそ……  (……ふふっ   おじさん、おかしいね……)」 赤碕 「新しいバイト……?  板金の見習いでもするのか?」 由佳 「バイト? 見習い〜?  『メカニックエンジニア』って  いってよ」 赤碕 「メカニック……?」 由佳 「ほらっ、わたし、だめじゃない。  走るの、ぜんっぜん速くならないし」 「だから、すこしでも  みんなの役に立てればって思って」 「メカニックの修行……  はじめたんだっ」 「クルマっておもしろいんだよ〜。  知らなかったこと  たくさんあるのっ」 「レースは一流のドライバーと  一流のメカニックが組んで  はじめて勝てるんだからねっ」 赤碕 「……先は長いな……」 「…………れよ」 由佳 「…えっ?」 赤碕 「がんばれよ…」 (村丘) 「由佳ちゃ〜ん  そろそろ、続きだ」 由佳 「ひそひそ……  (おじさん……コワモテだけど   人に教えるの、好きなんだよ)」 「今度、会ったときには  由佳ちゃんメカニックが  赤碕のクルマ、チェックしてあげるから」 「楽しみにしててねっ!」 「………メカニックエンジニア?   ……本気なのか……?    ……あいつ……」 「……それぞれのRACEへの想い……」 「……ここにもひとつ……  ……勝ち目のない戦い……」 「…………だけど…………」 「……賭けてみるのは  ……俺たちの自由さ……」 →ショップの処理へ →終了 【箱根方面】 「第3京浜の開通には  もう少し時間がかかりそうさ」 「ここでバトルの相手を  待っていても仕方がない」 「時間がないのさ……  自分から相手を探した方が  いいだろうな……」 【街をうろついている石川兄にパッシング】 石川兄 「けっ……  おめえに用はねえ……  いちいち俺にからんでくるな」 【代表決定戦前モノローグ】 (回想1) 「名も無き公園で山田が言っていた……  今夜のレースで負けたら  難馬さんは引退すると……」 (回想2) 「NightRACERSの石川………  なにをしていたのか?  桜木町GTと何を企んでる?……」 <<分岐>> (a.以上2つの回想が出てない) 「落ち着いて待ってられねえ……  何か気になる……  やり残している気がする……」 →終了 (b.以上2つのメッセージが出ている) 赤碕 「そろそろ集まりはじめる……」   a)ここで決定戦を待つ   b)もう少しSTREETを流す <a)を選択> →後述の【代表決定戦】へ <b)を選択> →終了(次回はb.から) 【代表決定戦】 (BLRのメンバーが集まってくる) 「難馬さんとは  会えもしない……  話もできない……」 「そのままの状態で、俺たちは  代表決定戦の時を迎えた」 「決戦場に遅れて  駆けつけた難馬さん……」 「いつもなら誰より先に  集合してる人なのに……」 「……難馬さんの目は  俺をうつろににらみつけてた」 「なにも聞くな、話すことはない。  そういう目をして  にらみつけてた…」 「あの視線……」 「…………俺は怖かった」 藤沢 「準備はいいな?」 「今夜は  ただのレースじゃないぜ」 「GOAL LINEの先にあるものは  オレたちの夢だ」 「横浜GP……  たしかな結果がついてくる」 「いままでは……  オレたち、誰もが子供だった」 「走るのに、精一杯でな。  勝った負けたで  どうなるかなんて考えもしない」 「走りはじめれば  一瞬一瞬が襲ってくる」 「襲ってくる瞬間の積み重ねが  オレたちの走りになる……」 「よけいなことは  考えられない」 「だがな、シートで感じる  空気の密度がいつもと違うなら  それが……レースの重みだ」 「特別なレースの重さ……  今夜のようにな……」 「オレたちにそう何度も  チャンスは訪れない」 「……おそらくな  人生にチップを賭けるなら  いまがその時だ」 「その手につかんでこい……  本当のREWARDSを……」 「カラカラだった……。  ……俺も。  おそらく難馬さんも」 「藤沢先輩の声は  遠くに流れてた」 「俺たちは  声も出せなかったんだ」 「なに言ったって違う気がして  嘘になっちまう……  そんな気がしたんだ」 ENTRY LIST . Kyoji Nanba YOU Yuka Suzuki Kenzo Yamada BayLagoon RACING 代表決定戦  難馬恭司を撃沈せよ HIGH SPEED DRIVING RPG <勝つと>  【ポエムシステム発動】 「勝負はあっけなくついちまった」 「奇蹟を夢見る時間は  永遠と思えるほど長くて  それが錯覚であると  わかってるけど……」 「トルクがあがっちまうんだ。  どこまでが限界かなんて  わからねえ」 「……本気で信じてるから……」 「裏切るわけねえ……。  そう思っちまう」 「だけど……」 「エンジンがいっちまえば  それが錯覚であったことに  気づくんだ」 「終わっちまったことが  否定しようのない  現実として押し寄せてくる」 「難馬さんのSEVENは  GOALしてすぐにエンジンから  火を吐いて止まっちまったんだ」 「人がRACEに求めるものって  何なのか…………?」 「夢見る奇蹟と……  それがなくなっちまった後の  圧倒的な喪失感……」 「俺はたしかに  勝ったのかもしれねえ」 「だけど……  同時に失ってた」 「なにかがなくなっちまうんだ。  はじめから、それがあったのかも  わからねえけど……」 由佳 「ほら、元気出してっ!  勝ったんだから」 「走るってことは  繰り返しなのかもしれねえ」 「ちっぽけな奇蹟を信じて  どこまでも続く道がある」 「そうさ……」 「路上さ……俺は路上にいる。  行きつく先は、どこだか………  わかんねえ……」 「……まだ……  わかりゃしねえ……」 「……いまはまだ道の途上……」 「俺に……  走りきることができるのか…?」 「難馬さんの背中を見ながら  俺は、自分の姿を重ねてた」 「そうさ………  俺だって一緒さ」 「走りきれるかなんて  わかりゃしないんだ」 【 The Night is COMPLETED 】