【大観覧車】COSMIC BIGWHEEL ≪<一回目>≫ 由佳 「運命って信じる?」 赤碕 「……なに?」 由佳 「赤碕の顔見たら  思っちゃった」 「赤碕……来てくれるんじゃないかって  思ってたんだからっ」 赤碕 「2日連続の偶然さ」 「Micro-GTが  停まってたからな」 由佳 「わたしに  会いたかったとか?」 赤碕 「そんなんじゃねえ」 由佳 「人生の走馬燈って  あるじゃない……」 「…………昨日ねっ  NightRACERSの  クルマに乗せられたとき……」 「……クルクルクルクル……  いろんなこと思い出して」 赤碕 「縁起でもないな……」 由佳 「わたしの走馬燈にねっ……  この観覧車も入ってたんだ」 「ここ、約束の場所でしょ」 「あ〜っ 赤碕のクルマの助手席  まだ乗っけてもらってないって  思って……」 「コノヤロっコノヤロっ  助けに来いって念じてたの」 「だから、今夜は  守り神のこの観覧車に  お礼を言おうと思って」 赤碕 「………約束なんかしてない……」 「そんなこと考えてたのか……?  あきれるな……」 由佳 「こわい思いしたんだからねっ!  忘れたの……暗い気持ちは!」 「…………でも、いいことぐらい  忘れたくないじゃないっ」 「赤碕のクルマ  助けに来てくれたとき……」 「ハリウッド映画のカーチェイスみたいに  頭のなか、ジャンジャカジャカジャン  テーマ音楽、鳴っちゃったよ」 赤碕 「…俺は、たまたま  走ってただけさ……」 由佳 「ば〜っか!」 「でも、覚えててくれたんだっ  あの夜のこと!」 赤碕 「観覧車のライトアップ  あんなに近くで見たのは  はじめてだったからな」 由佳 「助手席には乗せてもらったから  次は…………」 「赤碕、速くなって……  それからかなっ」 赤碕 「……それから……?」 由佳 「うぅん何でもない!」 「今夜のレース!  負けたら怒るからねっ!」 「NightRACERSなんて  ケッチョンケッチョンにして!」 赤碕 「…………無理さ」 「喧嘩じゃないんだ。  俺は走るだけさ」 ≪<二回目or由佳とバトルしていない>≫ 赤碕 「気休めの応援の言葉は  いくら聞いたとしても  なんにもなりゃしねえ」 由佳 「赤碕っ!!  練習走行くらいなら  できるんだけど……」 「わたしじゃ……ダメだよねっ?」   a)TEST COURSEでバトル   b)…………練習にもならねえ a) 「うんっ!!  がんばるからっ!」 →由佳とバトル b) 「そっか…………  わかった」 ≪<由佳とバトルした後>≫ 由佳 「どう?  すこしは気晴らしになった?」 「赤碕!!  また速くなってるよ」 「いまの状態を  KEEPしてねっ!」 【スペンサーズテストコース】SPENCER'S TESTCOURSE (前夜来ていない場合はIntroductionが入る) <黄色いZetaが登場> 名も無き走り屋 「キミ、最近噂になってる  BLRのNo.2の人だろ?」 「SETTINGのテストなんかより  もっと楽しいこと……」 「REWARDS倍賭けバトルしませんか?」   a)挑戦を受ける   b)……無視する COURSE:TEST COURSE LAP:3LAPS CONDITION:DOUBLE REWARDS WARRIOR:Zeta3000      AND UNKNOWNS <a)を選択> →REWARDS倍賭けバトルへ →終了 <b)を選択> 「チェッ!!  (こいつは…いいカモだったのによ…)」 ≪<二回目以降>≫ 赤碕 「SET&RUN&TRY……  繰り返した数だけ、確実に速くなる」  a)UnOfficialRACE ENTRY  b)TEST RUN  c)……PASSさ <→それぞれの処理へ。セリフ無し> 【紅レンガ倉庫】REDRENGA WAREHOUSE ≪<一回目>≫ 「……昨日の夜の話さ……」 「鈴木はこの紅レンガ倉庫の  片隅に連れ込まれたっていう」 「石川たちの車のリアシートで  声を潜めて……」 「あいつらが無茶な行動に  出ないように……」 「無事に帰ることだけを  祈りながら……」 「石川圭介が3本目の煙草を  灰にしてしまった頃……」 「裏手に数台の車が停まる音が  聞こえたんだっていうのさ」 「黒塗りのLIMOUSINEが集団で  この倉庫街に乗り入れてきたんだって」 「……石川の弟がすっかり震え上がって  報告にきたっていう」 「石川たちは、車から離れ  しばらく物陰で  様子をうかがってたらしい」 「……時間にして、小1時間程度……」 「……ただ様子をうかがうのには  長すぎる時間……」 「FMBAY21の深夜番組  『RoundMidnight』が  5回目のCMタイムを  迎える頃になって」 「石川たちは、不自然なくらいに上機嫌で  車に戻ったっていう」 「……鈴木の表現を借りれば……  ゴミ捨て場の残飯の中で  思わぬ宝物を発見した鴉のような  目をしてたって……」 「…………不思議とその後は  身の危険を感じなくなったって……」 「石川たちは、しきりに  他のことを考えてるようで」 「時折、奇声を発したり  ハンドルを嬉しそうに叩いてみたり」 「……リアシートに自分がいることを  すっかり忘れてしまったようで……」 「……鈴木に対する興味を失った……  そんな感じがしたっていう話さ」 赤碕 「鈴木の話…………  昨夜、この場所でなにが起きていたのか  石川たちは、なにを目撃したのか」 「なにかの意味があるのかどうかさえ……  いまとなっては、茶番劇の後始末」 「確かめる術はない」 ≪<二回目以降>≫ 赤碕 「黒塗りのLIMOUSINEと  石川兄弟…………」 「風格は似てもにつかないが  どこか通じるものを感じる……  持って生まれた悪役の雰囲気というのか」 「その程度のことなら  いいのだが…………」 【第2氷川丸】HIKAWAMARU 2ND ≪<一回目>≫ 「……第2氷川丸……」 「……なにかに  引き寄せられるようにして  たどりついた」 「そこに女がいたんだ」 女 「……静かね。  水のそばにいると  穏やかな気持ちになる」 「落ちつくの。  波の音、聞いていると」 「あなた  赤碕翔クンでしょ」 赤碕 「誰だ、あんた?  なぜ、俺の名前を知ってる?」 女 「わかるのよ。  あなたと私は…ここで  出会うことに決まってた」 赤碕 「……なに?」 女 「のってこない?  かわいくないのね」 「あなたの名前  『彼』から聞いたの。  私は川志摩葵」 赤碕 「彼……?」 葵 「…一輝。  あなたの先輩」 赤碕 「藤沢先輩?」 葵 「あなたのこと、よく話してるわ。  速くなれるやつが  チームに入ったって」 「若いやつだって。  走りはじめた頃の自分より速い……。  だから、『86』を譲ったんだって」 葵 「……18才?」 赤碕 「わるかったな」 赤碕 「なにを見てる?」 葵 「………光。  横浜の街の光……」 「綺麗よね……。  空と海におなじ街があるみたいに  光が反射して」 赤碕 「俺も時々、この埠頭で  夜を見てることがある」 葵 「……わからなくならない?  現実の街と水面に揺れてる街と  どちらが本物なのか……」 「そんなとき……  私たちは、境界にたっているの。  夢と現実の境界に……」 赤碕 「………………?」 「…………抜け出すのは簡単さ。  小石を投げれば、水面は揺らぐ。  海の街は、壊れてしまう」 葵 「壊れやすいほうが  美しくて……  価値があるのよ」 「それに………  現実だって  簡単に壊れてしまう」 「私は、海に映った  偽物の街のほうが好き……」 赤碕 「壊すのはやめておくよ……」 「野暮用がある……  話はそこまでだ」 「今夜、大事なレースね?  がんばって」 ≪<二回目以降>≫ 赤碕 「……海を見ていた女……  ……川志摩葵……」 「……藤沢先輩の彼女……」 「今夜のRACE……  ギャラリーしに来るのか」