1stNight Midnight Plusone 【プロローグ開始】 「……俺は渇いてた。  理由がほしかった」 「昨日の興奮…  身体を襲った震えの理由」 「ここへくれば  わかるような気がしたんだ」 「だけど、消えちまってた。  車も人も。  たった一晩で」 「あれは夢だったのか?」 「俺はたしかに覚えてる。  ヘッドライトの狂騒と  エンジン音の共鳴を…… 【山田から携帯が入る】 山田 「あっ!」 「……あっ! 赤碕〜  おれ、いま『外国人墓地』にいるじゃんか。  たいへんなことになっちゃった!」 「ガチャガチャ……」 「(おい! おまえ!  BayLagoonRACINGの  最遅野郎だな!)」 「SouthYKで一番見晴らしのいい  小高い丘の『外国人墓地』じゃんか……  はやく助けにきてくれ……」 【携帯が切れる】 赤碕 「外国人墓地……?  なんだ、あいつ?」 「…電話は苦手さ…」 「電話番号なんて面倒なもの  覚えちゃいないし  番号メモリの仕方も知らない」 【石川兄弟登場】 石川兄 「なに、ひとりで  ブツブツしゃべくってんだ!」 「きどってんじゃねえ!」 石川弟 「藤沢はどこにいる?」  知ってんだろ!?」 赤碕 「(なんだ…こいつら)」   a)知ってても教える必要はない   b)……知らねえ <a)を選択> 「………知ってたとしても  おまえたちには関係ない」 <b)を選択> 「……知らねえ」 石川兄 「ひゅ〜〜!!」 石川弟 「その態度、後悔するなよ」 石川兄 「てめえ、藤沢に会ったら  伝えとけ!」 「NightRACERSの  石川が探してたってな」 <<分岐>> (a.前夜で石川兄に勝っている) 石川弟 「ひそひそ……  (こいつ、兄貴の前を   走ってたやつだぜ)」 石川兄 「!?」 「あの86−Lev!?  ……こんなヤツが  オレの前を……」 「てめえ!! 昨日のオレは  調子が悪かったって  知ってるか?」 「勝ったつもりで  いるんじゃねえぞ!」 (b.前夜で石川兄に敗れている) 石川弟 「ひそひそ……  (こいつ、兄貴のうしろを   ノロノロ走ってたヤツですぜ)」 石川兄 「ケッ! あんときのおまえか」 「パーツとられるしか  能がないなら、少しは  ましなパーツをつけとけよ」 石川弟 「ひそひそ……  (兄貴…ショータイムだ   決行の時間だぜ)」 石川兄 「ケッ!てめえ  グッドラックだな」 「目の前で吠えてる奴がいる。  負け犬の遠吠え。  とるにたらない罵りの言葉」 「俺はひたすら思ってた」 「得体の知れない興奮が  どこからくるのか?」 「喧嘩まがいの売り言葉に  買い言葉で  公道レースははじまる」 「だが、それは馴れ合いの  儀式みたいなもんさ」 「俺の探してるのは  そんなものじゃない」 「……シンプルな理由……」 「……この身体を襲う震え……」 「…こいつの理由を  知りたいんだ……」 【石川兄弟の車が去っていった後】 「SouthYOKOHAMA……  ……俺たちのSTREET……」 「……醒めちまったこの街に……」 「………熱いのは………  俺たちのDRIVING……」 赤碕 「藤沢先輩が、俺をTEAMに  誘ったときの言葉さ」 「…………いまじゃ  BayLagoonRACINGの  謳い文句になってる」 「街を流せば、わかるはずさ……  ……走りの熱さってやつが……」 【プロローグ終了】 <○button:PARKING!!>が表示される 【BayLagoon streetを抜けようとすると  背後からSTARが来てイベント発生】 <BULLET ENCOUNT!!> 赤碕 「……冗談じゃねえ……  来やがった……」 「弾丸のようなSPEED……  PASSINGの閃光……  ……BATTLEの合図……」 「STREETを流してると  REWARDS目当ての走り屋が  PASSINGしかけてくる」 「腹を空かしたハイエナども……  売られたBATTLEから  逃げるわけにはいかねえんだ」 「従うしかねえ走りの掟……  速いヤツも遅いヤツもねえ  どいつもこいつも平等にな」 名も無き走り屋 「あんたにゃ、恨みはないが  NightRACERSのヤツらに足止めを  頼まれてんだ! 悪く思うなよ!」 「よけいなお世話かもしれないけど……  街外れの大観覧車の下でBLRの女の子と  NRの石川がもめてたってさ!!」 「走り屋の噂になってるんだ。  行ってみて、確かめた方が  いいんじゃないか?」 赤碕 「BLRの女の子……鈴木由佳……  街外れの『大観覧車』  COSMIC BIGWHEEL」 「山田は小高い丘の『外国人墓地』  GAIKOKUJIN GRAVEYARDか」 「何かが起きてる……?  NightRACERSの奴ら  なにをたくらんでるんだ?」 名も無き走り屋 「ほんのおわびに、もうひとつ……  GAMEのSAVEは、すぐそこ  マリンタワーの向かいのGSでできる」 「こまめなGSは、走り屋の基本だからな!」 【ベイラグーン埠頭】BayLagoon WHARF ≪<一回目>≫ 「……BayLagoon埠頭……」 「BLR……俺たち……  BayLagoonRACINGの  Basepointさ」 赤碕 「夜を走りはじめる時……  走り疲れ、眠りにつく時……」 「俺はここで  エンジンを休ませ、シートの感触を  確かめる……」 「BayLagoon埠頭……」 「走りはここから始まり……  ここで終わるんだ」 ≪<二回目以降・山田救出前>≫ 赤碕 「俺は、独りになりたいときも  この埠頭に来る……」 「そうさ……」   a)さっきの電話が気になる   b)DRIVINGの基本を確かめる <a)を選択> 赤碕 「山田の『外国人墓地』からの携帯……  様子がおかしかった」 「NightRACERSの  石川の行動と関係あるのか?」 「だけど……あいつ……  どうして俺なんかに  電話するのか、わからねえ」 <b)を選択> 赤碕 「ダッシュボードに山田からもらった  『Beginner'sManual』が  放り込んである」 「重要なPAGEは、あいつの手垢に  まみれて、何度も読み返した跡がある」 「このPAGEには、暗記用の下線と  汚い字の書き込みが隙間なく  記されている……」 『HowToDrive  …Street…』 方向キー:ステアリング ×ボタン:アクセル □ボタン:ブレーキ △ボタン:バック ○ボタン:パーキング R1ボタン:パッシング!!(レースバトルの合図) STARTボタン:インフォメーション&マシンコンプリート SELECTボタン:StreetナビカーソルのOn/Off 「山田には、少なくとも  このManual分の  借りはある……」 「助けるのも仕方ないか」 ≪<二回目以降・山田救出後>≫ 赤碕 「俺は、独りになりたいときも  この埠頭に来る……」 「そうさ……」   a)山田の話を思い出す…………   b)DRIVINGの基本を確かめる <a)を選択> 「山田から聞いた石川の車の情報……  NightRACERSの石川は  オレンジのGRA-Siに乗ってる」 「アイツの通るルートは  走り屋の集まる場所を流すって予想だ」 「Johnny'sから中華街前……  それからBayLagoon……  HONMOKUへと抜けるはずさ」 <b)を選択> →山田救出前と同じ 【GSミラージュ】GS MILLAGE ≪<一回目>≫ 「BayLagoonRACINGの  No.2・難馬さんがバイトしてる  GS MILLAGE」 「BayLagoonRACINGの  TEAMメンバーは  元はこのGSのバイト仲間だった」 「時給が安くて、みんな…  すぐにやめちまったけど  人のいい難馬さんは  いまでは次期店長候補さ」 「難馬さんは口ぐせのように言ってる…  いつでもそばにいたいんだって。  オイルの匂いや車のパーツに  かこまれてたいんだって……」 「…………暑い夏だった。  オイルと汗で汚れちまった  つなぎを脱ぎすてながら……」 「難馬さん……こいつは  おれのレーシングスーツだって  楽しそうに笑ってた」 「だけど……俺は……  冷たいシャワーで  洗い流そうとしてた」 「……身体にしみこんだ油の匂い……」 「難馬さんの言葉で、俺……  このオイルの匂いも  悪くないなって  思いはじめたんだ」 難馬 「よう! 知ってるだろ?  NightRACERSの奴らが  藤沢先輩を探してる」 「昨日の結果に  納得いかないみたいなんだ」 「山田にも由佳ちゃんにも  連絡つかないし……」 「おれは仕事ぬけられないから  おまえ、頼むよ」 「妙なことにならんように  みんなをまとめてくれ」 赤碕 「(………まとめるったって…   どうしたらいい……)」 「(面倒なことに   ならなきゃいいが……)」 難馬 「なに考えこんでんだよ〜!」 「心配だぜ〜〜。  気をつけろよ!」 「そうだ〜〜 赤碕〜  おまえ、得したぞ〜」 「いまGSプレゼント  キャンペーン中なんだ〜」 「これもってけ〜〜」 BONUS REWARDS 『エアクリーナー GreenWind 』GET!! 難馬 「んがっ!!  ちょっとまった〜!」 「ここはGSだ。なんか  わすれちゃいないか〜」 「んで!!  GS満タンしてけ〜?」 赤碕 「GS満タン…………?」   a)GS満タンとは?   b)……GS満タンたのむ <a)を選択> 赤碕 「GS満タン……  何のことだ?」 難馬 「おうおう! 頼むぜ!  元バイト青年!」 「『GS』はつまるところ  『GAME SAVE』の略だぜ」 「全国各地の『GS』で  『GAME SAVE』できるから  こまめに満タンにしとけよ」 「『GS』満タンのたびに  おれの顔を思い出す〜  いいな〜〜!」 赤碕 「……なるほど……」 難馬 「な〜に!  あんま飛ばすなよう!」 <b)を選択> 「……GS……  『GAME SAVE』たのむ」 「おう! まかしとき〜!」 →GS画面へ 「『GS』満タンのたびに  おれの顔を思い出す〜  いいな〜〜!」 ≪<二回目以降>≫ 難馬 「よう……!」   a)GAME SAVE   b)……ただのひまつぶしさ <a)を選択> 「おう〜!まかしとき〜!!」 【GS画面へ】 「『GS』満タンのたびに  おれの顔を思い出す〜  いいな〜〜!」 <b)を選択> 難馬 「むむ…………」 赤碕 「用なんかない。  時間の空白を埋めに来ただけさ」 難馬 「……おれは暇そうに  見えてもいそがしいんだ〜」 「ふたつのことが  いっぺんにできないからな〜」 「じゃますんな〜〜!」 ≪<ゲーム再開時>≫ 難馬 「気〜つけてな〜!」